ACERBISのX-SEAT(のパクリ)を買ってみた
はじめに
KTM 150XC-WのシートをACERBISのXーSEAT(のパチモン)に交換しました。
購入した経緯や、ちょっとしたインプレをしていきたいと思います。
経緯
1年以上乗ってシートが破れてしまいました。
しばらく布テープで誤魔化していましたが、すぐ剥がれるので改善策を考えました。
選択肢としては...
- 純正品(orパワーパーツ)のシートを購入する
- 社外品のシートを購入する
- 純正品(orパワーパーツ)のシートカバーを購入して張り替える
- 汎用品のシートカバーを購入して張り替える
- そのまま誤魔化し続ける
普通は4の「汎用品のシートカバーを購入して張り替える」などと思います。
汎用カバーは種類も豊富で難易度もそんなに高くなさそうでした。
しかしどうせなら前から少し気になっていたX-SEATを試してみたいと思いました。
ACERBIS X-SEAT
表面をソフトプラスチックでフルカバーすることで完全防水を実現。 またアチェルビス社の高い加工技術により、座面に異なる3種類の ノンスリップ加工を施し、ポジションごとに最適なグリップ力を 提供することで、マシンコントロールを容易にします。
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少々お高い
普通に買うと税抜きで24000円くらいします。
ちょっとお高いですよね?
汎用シートカバーなら1/10の値段で済みます。
AliExpressで購入した
AliExpressでOEM品がありました。
ACERBISでは硬さがソフトとハードありますがAliではソフトしか見当たらなかったです。
まあ元々ソフトが欲しかったので大丈夫です。
本家の実物を見た事ないのでなんとも言えませんが、恐らくACERBISのロゴが入っていないだけでモノはほぼ同じだと思います。
これなら送料入れて7000円くらいなので試しに購入してみました。
ちなみに1月末に注文しましたがちょうど春節と新型コロナウィルスの影響で商品到着まで1ヶ月ほどかかりました。
元々急いでなかったので良かったですけど。
取り付け
無事到着したので早速取り付けていきます。
と言ってもただ今付いてるシートと交換するだけです。
比較
純正シートと比較してみます。
幅・長さ共にほぼ同じですが、形状的に新シートは山なりになってます。
測り方が悪いですが高さもほぼ同じです。
写真ではわかりづらいですが硬さは新シートの方が柔らかく感じました。
これはシートの後部ですが新シートの方が高さがありました。
これによってスタックベルトに指をかけるスペースが若干狭くなります。
取り付けた感じシートの高さはほぼ純正と同じに見えます。
ちなみに重さは計ってないですが、若干新シートの方が重いかもしれません。
インプレ
取り付けてみて実際に乗ってみた感想を個人的にインプレしてみたいと思います。
良かった点
- シートのグリップが良くなった
- 足付きは純正と変わらない
- 防水なので手入れが楽
- 破れるリスクが減少
- 見た目がカッコいい
シートのグリップ力は格段に上がりました。
急加速した時に体が付いてきてくれる感があります。
あと防水なので汚れがすぐ落ちます。
悪かった点
- 慣れるまで違和感がある
- スタックベルトが使いにくくなった
- (水に濡れた時グリップ力下がるかも?)
独特の山形形状で中央が窪んでいるので少し慣れるまで違和感がありましたが半日も乗っていると慣れました。
スタックベルトはまだちょっと使いづらいです。
これは慣れるまで時間がかかりそうです。
3は実際体験してはいないですが、リブがない箇所がプラスチックでツルツルしてるので雨などに濡れたら滑りそうかなと思いました。
まとめ
正直ACERBISの正規品をあの値段で買おうとは到底思えませんが、中華OEMのこの値段なら全然ありだと思います。
まだ変えてから1回しか乗ってないので評価が変わるかもしれませんが、今のところこれを使い続ける予定です。
前のシートは暇な時にでも汎用シートカバーを購入して張り替えて予備として置いておこうと思います。
追記(2回目走行後)
2回目の走行時になんとシートが破れました。
何かに引っ掛けたわけではなく、ただただ座ってたら破れました。
それも両側です。
シッティングした時に1番負荷がかかる箇所が破れました。
これはちょっと耐久性悪過ぎですね。
表皮とベースのプラ部分の接着面が弱そうでした。
本家のACERBISの方はどうか分かりませんが、これはかなり評価下がりますね。
海外通販なので返品交換要求などは面倒でしていませんが、今回はハズレでしたね。
という訳で中華製のパチモンX-SEATはおすすめしません。