V-FORCE4Rをインストールした。
はじめに
リードバルブをV-FORCE4Rに交換しました。
理由、交換手順、軽いインプレなどしてみたいと思います。
リードバルブって何?
リードバルブとはワンウェイバルブの一種であり、薄く弾力のある板の一端を固定して一方向のみに開く構造としたバルブである。
2ストローク車特有のパーツです。
パーツリストで見ると①の部分です。
エンジン特性が変わる
一般的にエンジン特性が変わったり(トルクが出たりピーキーになったり)、アクセルレスポンスが変わったりするらしいです。
リードバルブは消耗品
このパーツは消耗品で羽の部分が反り返ってきたり、欠けてしまう事があるので定期的な交換が必要です。
なぜ交換したの?
いろんな人からV-FORCEの評判は聞いていて気になっていました。
2スト150ccという小排気量なのでエンデューロマシンといえどもやはりピーキーです。
しかもKTMのMY2017以降のキャブモデルはいわく付きです。
V-FORCEが少しでもマイルドにしてくれることを願いました。
先ほど言ったようにリードバルブは消耗品なので、交換時期になったらV-FORCEにしてみようと思っていました。
しかし訳あって臨時収入が入ったので思い切って買いました。
Moto Tassinari V-FORCE4R
V-FORCE ブイフォース/リードバルブシステム【REED VALVE SYSTEM】【ヨーロッパ直輸入品】 EXC200
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リードバルブのメーカーとしてヨーロッパで著名なV-FORCE。材質を吟味されたカーボンを素材に生み出された高精度な製品で2サイクルマシンに更なるパワーを供給します。モトクロス・エンデューロバイクのライダーは必見のアイテムです。
これがV-FORCE4になると、①リード制御の改良でより吸入量が10.5%アップ、②リードが長くなることで、信頼性が向上、③再設計による全体性能の向上といったところ。
で、V-FORCE4「R」では、リードをおさえるパーツがラバーでコーティングされたことで、耐久性と、バルブのシール性能が向上したというわけです。特にエンデューロに必要は低速〜中速のトルクが増し、低い回転数でもエンストしにくくなったり、フロントアップとかがしやすくなったりするようです。海外メーカーのエンデューロレーサーに最初から採用されているのも納得ですね。
適合があるので注意
車種毎に適合があります。
僕の150XC-W(2018)はV4R26という品番です。
同じ年式のKTM2ストモデルは全部同じです。
価格
webikeでは25650円でした。
ヤフオクなどでも新品を出品してる方もいましたが値段はだいたい同じですね。
正直高いですよね?
いくら臨時収入があったとはいえ出来れば安く買いたい。
そこで必殺!海外通販。
海外通販なら大体2万円弱くらいで買えます。
送料を考えるとメリットはさほどないのですが、僕は他にも一緒に買う物が何点かあったので海外通販で買いました。
取り付け
写真は一切撮ってません。
インスタ用に早回し動画を撮りました。
取り付け手順はTOKYO offroadさんの動画がわかりやすいです。
2017 KTM 250 EXC Moto Tassinari VForce4 Install
キャブレターの取り外しができる人なら誰でもできます。
キャブセッティング
僕の場合はキャブセッティングも必要なかったです。
ちなみに今のセッティングはマニュアルの通常セッティングからニードルクリップ段数を1段薄くしてエアスクリューを2回転戻しにしています。
これで夏と冬では今の所エアスクリューのみで対応しています。
インプレ
あまり違いが分からない鈍感男の僕ですが、流石に違いがすぐに分かりました。
ノーマルではいわゆるドッカンパワーというか、低中速がドロドロドロ...と長くいきなりバイーーーーンってパワーバンドに入る感じでした。
しかもその低中速のドロドロもそんなにトルク感がある訳でもないです。
これはキャブのセッティングではどうにもならなかったです。
しかしV-FORCE4Rに交換したら下から上まで綺麗に回るようになりました。
アクセル開度に対してとてもリニアにパワー感が出せます。
あとは低速のトルクが増したと言うよりかは、粘り強くなった気がします。
まとめ
リードバルブをV-FORCE4Rに交換しました。
結果としては交換して良かったです。
高価なパーツなので人によると思いますが、僕的には値段の価値はあると思います。
しかしこの年式のKTM2ストキャブ車はキャブレターが鬼門というのは有名な話で、キャブをKEIHINに変えた方が早いし効果も高いらしいです。
僕は今の所満足しているのでキャブを交換するつもりはないですが、まだどちらも純正の方はキャブを先に交換するのもいいかもしれません。