KTM 150XC-W アース不良対策
はじめに
この原因と対策を紹介します。
アース不良
セルモーターが故障した際にネットやSNSなどで情報集めしてた時にちょくちょく出てきてたのがこのアース不良です。
KTMに限らず外車のEDレーサーによくあるらしいのですが、どうやらボディアースを取る場所が悪いらしいくらいの認識でした。
僕の個体はそんなことないしもし症状が出ればアースを取る場所を変更するだけなので今はしなくていいと思ってました。
そして実際に症状が出たので対策しました。
症状
僕の場合はまずスピードメーターを見ると点いたり消えたりを繰り返してました。
明らかに接触不良な感じで。
シートのあたりに荷重をかけると点いて、抜くと消える。
シートの下にはバッテリーがあるのでその辺が原因です。
原因
シートを開けるとすぐに原因がわかりました。
バッテリーのマイナス端子からバッテリーを固定している金具(サブフレームに溶接されてる)にボディアースされてるのですが、この金具がサブフレームから完全に剥離していました。
ハードエンデューロでの使用なので投げた衝撃でサブフレームが若干歪んで溶接が割れたようです。
この場合ここにアースを繋げていても仕方ないので別の場所から取り直します。
このボルトはリアフェンダーも固定しているので戻しておきます。
対策
対策は簡単で別の場所にボディアースするだけです。
問題はどこにするかですね。
色んな人の記事を見るとどうやらエンジン周りが良さげでした。
車体跨って右側はチャンバー があるので左側のシリンダー付近の邪魔にならなそうな場所にしました。○印のボルトに共締めしました。
電線はいっぱい持ってたのですがなるべく太いのがいいと思い新しく購入しました。
端子もついていてカシメるだけです。
これが2mあって余ったのでおまじない感覚でイグニッションコイル付近からもアーシングしときました。
ファンの配線などごちゃごちゃしてたのでついでに全部やり直しました。
まとめ
150XC-Wのアースを取り直しました。
セルくらいしか使わないので作業も簡単ですし症状が出てからでもいいのですが、キックがないTPIモデルや4stモデルは早めに対策した方がいいと思います。(特にハードエンデューロユースの方は)