林道ツーリングにAppleWatchは使えるのか?
はじめに
最近では様々なメーカーから発売され着けている人も多くなってきたスマートウォッチですが、その多彩な機能面からアウトドアスポーツにも大いに活躍しています。
ならばバイク、しかも林道ツーリング・アタック等での使い勝手はどうなのか実際使用してみたので記事にしました。
使用したスマートウォッチ
AppleWatch series5 40mm
僕はシリーズ3を愛用していたのですが、シリーズ5が出たタイミングで買い替えました。(ちなみにシリーズ5が発売されてシリーズ4が終売、シリーズ3が20000円を切る値下げになったのでお買い得です)
正直言って林道ツーリングや登山などのみで使うのならもっと他の選択肢があると思います。
PROTREK SMARTやGARMINのスマートウォッチの方がシンプルで使いやすいと思います。
買い換えのタイミングでPROTREK SMARTとかなり悩んだのですが、僕の場合は普段仕事やプライベートで主に使っているのでAppleWatchにしました。
決め手はいくつかありますが、1番はやはりApple Payです。
これは他のアウトドア系スマートウォッチにはないのですが、めちゃくちゃ便利です。
サイズは40mmにした
シリーズ3では42mmを使っていたのですが、少し大きく感じていたので今回は40mmにしました。
40mmでもシリーズ3の42mmより画面サイズは大きいので満足です。
参考までにサイズ感の画像です。
僕は手首周りが約18cmでこんな感じです。
そもそもオフ車で腕時計つける?
皆さんはバイク、特にオフ車で山に行く時腕時計つけますか?
僕は着けません。
PROTREKを着けてた時期もありましたが、一緒に走ってる先輩に「あまりゴツい腕時計はコケて手を地面についた時に手の甲に当たって最悪骨が折れる場合がある」と聞いて、「なるほど」と納得してすぐに着けるのをやめました。
PROTREKを着けていても正直時間しか見ないので。
それに150XC-Wに乗ってからはスピードメーターに時計を常時表示させているので全く不便じゃないんです。
林道での使用のために準備したモノ
ガード類
これは山遊びには必須ですね。
バイクにもハンドガードやアンダーガードなど、人間にもプロテクターなど必要なようにスマートウォッチにもあった方がいいです。
僕的にはiPhoneにもAppleWatchにも保護カバーなど付けたくない派ですが、山に行く時だけ付けるようにします。
僕が選んだのがこちら
画面や心音センサー部までカバーされた商品です。
今のところApplePayやDegitalCrownも問題なく使用できているので気に入っています。
ただケースはそこそこ守ってくれそうですが、画面の守備力はあまり強くはなさそうです。
登山用アプリ
AppleWatchに対応している登山アプリに「ヤマレコMAP」があります。
iPhone側のもダウンロードしておきます。
MAPのダウンロードが必要
山では電波が届かない場所がほとんどなのですが、このアプリはオフラインでも使えます。
事前に走る場所の地図をスマホにダウンロードしておきます。
同時にApple Watchにもダウンロードします。
詳しい方法は動画が分かりやすいです。
画面の配置もツーリング用に
僕はツーリング用はシンプルなモジュラーコンパクトにしています。
表示アプリはデジタル時計、コンパス、ヤマレコ、ヘルスケアです。
心拍数の把握は便利
転倒してバイクを引き起こしたりすれば激しく心拍数が上がることもあるので、急激な心拍数の上昇でアラームが鳴るように設定しておけば休憩のタイミングを客観的に管理できて便利です。
実際にツーリングで使ってみる
MAPのダウンロード
これは時間がかかる場合がありますので前日までに行っていた方がいいです。
iPhone側とApple Watch側の両方にMAPをダウンロードします。
僕は広範囲の地図をダウンロードしています。
ツーリング開始
あとは当日走るだけでログが記録できます。
iPhone側のヤマレコで「登山開始」をタップします。
あとはiPhoneは使わないのでバックグラウンドでヤマレコを起動していれば大丈夫です。
ちなみに僕はApple Watchをシアターモードにしています。
不意に画面をタップしてしまう事もないですし、消費電力削減にもなりそうだからです。
こんな感じでログが記録されます。
そして次回同じ場所を走る時にこのログを見ながら走ります。
使い方としては「基本は自分の記憶力で走って分岐などで分からなくなったらAppleWatchで確認」って感じです。
あとは探索なんかで「こっちに行けばここと繋がりそうか?」とか「等高線からしてこっちはヤバそう」などの判断もわざわざiPhoneを取り出さずに済みます。
バッテリー消費
AppleWatchのバッテリーは100%→68%と、シアターモードにしていたのであまり減っていなかったです。
逆にiPhoneの方が100%→45%とほぼ触ってないけど消費が激しかったです。
設定でログの精度を「標準」にしていました。
しかしもうちょっと精度を高くしたいので設定を「高い」にすればもう少し消費が激しくなると思います。
まとめ
ここまで長々と書いてみてアレなんですが、僕個人的にはあまり使えないと思いました。
僕が気づいた点は
- 案内してもらう日にはAppleWatchは必要ない(iPhoneのみでログは録れる)
- 案内してもらったルートの確認用として使用
- 公道が絡むツーリングでコンビニ休憩などがある場合はApplePayが便利
- バッテリーが少々不安
- AppleWatchの破損が怖い
- 心拍数の管理が便利
という感じで不安要素の方が多いです。
ですが、これは僕のツーリング傾向による感想なので、自走でダートを走ってちょっと脇道に入って冒険したい人なんかは地図の確認に非常に役立つと思います。
誰かの参考になれば幸いです。